心の拠り所となった「青春を返せ訴訟」

 NHK岡山の記者さんが「青春を返せ訴訟」に興味を持ち、わざわざ札幌までカメラマン、音響の担当者と3名で取材にきてくれました。それが、岡山で放映されました。ネットでニュースとして流れています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20230711/4020017250.html

 元原告の方にも取材に応じていただきました。合同結婚式に参加し、韓国に渡る直前に「保護」されて、脱会できた方です。両親が必死の思いで「保護」してくれなかったら、彼女の人生は全く別なものになっていたでしょう。
 
 自分が加害者にされ、加害行為のことを話すときには、いまでも涙ぐんでいました。35年以上前のことなのに、今はしっかりとその体験を乗り越えて生きているのに、です。
 
 北大の櫻井義秀教授は著書「統一協会」(中公新書)の中で「(元信者は)むしろ、自己の加害者性を強く意識し、人目を逃れるように生きざるをえなかった。そうした彼・彼女たちに堂々と胸を張って生き直すことを勧めたのが、・・・『青春を返せ訴訟』だった。」と述べています。
 
 元原告の方々は青春を返せ訴訟を闘ったこと、その訴訟で日本の司法が、統一協会の責任を100%認めてくれたことを心の拠り所の一つとして、その後の人生を生きています。